プログラミング言語SML#解説 4.1.0版
6.5 smlsharpコマンドの起動モード
smlsharpの主な実行モードは以下の4つです.
- 対話型モード
-
smlsharpをパラメタなしに起動すると,対話型セッションを実行します.
- コンパイル・リンクモード
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一つのソースファイルを指定して起動すると そのファイルをコンパイルし,実行形式プログラムを作成します.
- コンパイルモード
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-cスイッチを指定して起動すると,指定されたソースファイルをオブジェ クトファイルにコンパイルします.
- リンクモード
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一つのインターフェイスファイル(smiファイル) を指定して起動すると,インターフェイスファイルに対応するソースファイルと インターフェイスで参照されたすべてのソースファイルがコンパイル済みとみなし, それらすべてのオブジェクトファイルをリンクし,実行形式プログラムを作成し ます.
これら実行を制御する起動スイッチとパラメタには以下のものが含まれ ます.
- --help
-
ヘルプメッセージをプリントし終了.
- -v
-
種々のメッセージを表示.
- -o file
-
出力ファイル(オブジェクトファイル,実行形式ファイル)の名前を指定.
- -c
-
コンパイルしオブジェクトファイルを生成.
- -S
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コンパイルしアセンブリファイルを作成.
- -M
-
コンパイルの依存関係を表示
- -MM
-
システムライブラリを除いたコンパイルの依存関係を表示
- -Ml
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リンクの依存関係を表示
- -MMl
-
システムライブラリを除いたリンクの依存関係を表示
- -Mm
-
Makefileを生成
- -MMm
-
システムライブラリを除いたMakefileを生成
- -I dir
-
ソースファイルのサーチパスの追加
- -L dir
-
リンカーへのライブラリファイルのサーチパスの追加
- -l libname
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リンク時にライブラリlibnameをリンク
- -Wl,args
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リンク時にCコンパイラドライバ(gccやclang)へargsをパラメタとして渡す
- -c++
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リンク時に用いるコンパイラドライバとしてC++コンパイラ を用いる. C++で書かれたライブラリとSML#プログラムをリンクするときに 指定します.