関数は,すでに第7.2節で学んだように,
fun funName param = expr
の構文で定義されます.
この宣言以降,変数funNameは,引数paramを受け取り,式
exprの値を計算する関数として使用可能となります.
例えばからまでの自然数の2乗の和の公式は,を受け取る関
数とみなせます.
この定義はfun構文により直接MLのプログラムとして定義できます.
# fun S n = (n * (n + 1) * (2 * n + 1)) div 6;
val S = fn : int -> int
この関数は,以下のように使用できます.
# S 10;
val it = 385 : int
# S 20;
val it = 2870 : int