プログラミング言語SML#解説 4.1.0版
28 SML#コンパイラの起動

28.7 環境変数

SML#コンパイラは以下の環境変数を参照する.

SMLSHARP_HEAPSIZE

最小および最大ヒープサイズのヒントを,この順番でコロンで区切って 並べ,バイト単位で指定する. ヒープサイズには接尾辞K(キロ),M(メガ), G(ギガ),T(テラ)を付けることができる. 最大ヒープサイズは省略することができる. その場合,ヒープの動的な拡張は行われない. デフォルトは “32M:256M” である. もしメモリ不足でコンパイラが中断したならば,この環境変数を設定し ヒープサイズを増やしてみると良い.

SMLSHARP_VERBOSE

ランタイムのverboseモードを0から5の整数で指定する. デフォルトは2である. SML#コンパイラの開発用である.

SMLSHARP_LIBMYSQLCLIENT, SMLSHARP_LIBODBC, SMLSHARP_LIBPQ

SML#が動的リンクするデータベースライブラリのファイル名を 指定する. SML#のデータベース機能を使用したときにライブラリのロード エラーが発生する場合,これらの環境変数を設定する.