expからexpまでの式を,この順に実行し,
最後の式の型と値を返す式である.
SML#の式の評価は一般に副作用を含む.
この逐次実行式は,主に,副作用を制御するために用いられる.
以下に使用例を示す.
# val x = ref 1;
val x = ref 1 : int ref
# fun inc () = (x := !x + 1; !x);
val inc = fn : unit -> int
# inc();
val it = 2 : int
# inc();
val it = 3 : int
ref,:=,!は,第19.20節で説明する参
照型(ポインター型)を操作する組み込み演算である.